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『鈍感な世界に生きる 敏感な人たち』書評——海外の視点で相対化する
★★★★★ 4.1 / 5.0(編集室評価)
結論: 日本の実用書とは違う視点で敏感さを理解したい人へ。文化差と「鈍感な人」という枠組みには距離を置いて読む余地があります。
- 書名
- 【HSPチェックリスト付き】鈍感な世界に生きる 敏感な人たち 新版
- 著者・訳
- イルセ・サン 著/枇谷玲子 訳
- 出版社
- ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 形式
- 翻訳・海外の定番/Kindleあり
- 難易度
- 入門〜中級
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Amazonで見るどんな本か
デンマーク語の原著を枇谷玲子が訳した本で、日本語版は2016年刊、本ページで扱う新版は2025年刊です。敏感な人の特徴、抱えやすい問題、他者との付き合い方、自分との付き合い方へ進み、巻末にHSPチェックリストとアイデアリストを収録します。
中心となる考え
多くの情報を吸収する、微細な差を察知する、深く考える、慎重さや共感力を持つといった能力を示す一方、自分への要求、罪悪感や羞恥心、恐怖や抑うつ、怒りの扱いも検討します。
読みどころ3点
1. 翻訳書ならではの距離
海外の視点を通し、自分の環境や常識を相対化できます。
2. 理解から行動へ進める
チェックリストに加え、日常で使うアイデアリストを備えます。ただしセルフチェックは診断ではありません。
3. 著者の経歴を正確に見る
イルセ・サンは心理学者ではありません。オーフス大学で神学の修士号を取得し、牧師を経て複数の心理療法の訓練を受け、開業した実務家です。
留意点と読み方
提案はデンマークの文化・労働環境を背景にし、日本の職場へそのまま当てはめにくい場合があります。「鈍感な人」という枠組みが他者との対立に見えるという指摘もあり、読者評価は分かれます。
編集室メモ本書がアーロンの理論を土台にするとは断定せず、チェックリストの項目数も記載していません。
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